タマホームから見積もり・・・のハズが。

いやいや、それにしてもタマホームって、ネットで探せばいろんな記事が出てきます。
いくつか紹介もしてみましょう。

• 幸いタマホームでよい営業に出会われて、よい家を建てた方 タマホームを検討されている方に捧ぐ
• どうやら、タマホームとややこしいことになっている方 タマホーム　いいね　～　！　（みのもんた風）
• なんかいろいろ不満があって、クレーム電話をかけている方 Ｄ．Ｄ．のたわごと（みのもんた氏ＣＭ出演タマホームに電話してみました）
• なんかみのもんたのCMに問題があったらしく、そのことを書いている方 みのもんたでタマホームの被害者続出
• 家作り情報サイトとして、中性的に解説している方 タマホームの評判・評価・坪単価・価格

今回は、結局のところ営業の方や工務店さん・大工さんとも、人との相性が決め手ですよねってお話。
さて、前回依頼しました見積もりを見せてもらいに、約束の日に伺いました。

奥の部屋に案内されて、しばらく待ちますと、

「本日はいろいろ目を通していただいたり、ご確認いただくものがありますのでよろしくお願いします。」

と前回の営業の方。それに、社内の建築担当の方も同席でした。

このときは、図面を描いたのが建築担当だから、同席して自ら説明してくださるのか。と思っていたら、始まったのは「重要事項説明書」の読み上げでした。

うーーーーーん？間取りプランと見積もりをもらうのに、そんな大げさな。

なんで大げさって？だって、まだ施工依頼も出していないのに「売り主」「買い主」の関係を明示する必要っておかしいな。と思いつつ、とりあえずは聞くことに。これも勉強だし。

実は、見積もりをもらいに行く際に、「実印」と「100万円の手付金」を持参するようにお願いされていました。手付金は、契約不成立になった場合には完全に戻ってくるお金だそうですが、納める明確な（というか納得できる）理由がなかったので、持ってきませんでした。

「では、内容が確認できましたら、ここにサインと実印を押してください。」

「んーーーと、ここの意味ってこういうことですよね？」

などと、一応気になる部分は確認させてもらいました。

で、散々質問したあげく

「この書類は全て無効です。ボクの名字の漢字が違いますよ？」

相手は驚いてすぐに直してきます！と言って手続きを指示し、ボクたちはタマホームの保証制度などを紹介するビデオを見せてもらうことになりました。
ビデオの内容は、最初のタイトルでほとんどウェブサイトや資料で確認済みであることがわかったので、周りの声を聞くことに集中しました。

何か、この会社おかしい。

だいたい、間取りプランと見積もりをもらうのに、さっきチラっと見た書類一式の中には契約書も含まれていました。8月の月末内に契約だけさせてしまおうというハラだったのでしょうか。同席していた建築担当の方も、何か変な態度でしたし。

ビデオ画面を見るフリをしながら、耳は周りの会話に集中。
施主との打合せ、施主との電話対応、施工業者との電話やり取り・・・。正直、耳につくのが、

「奥さんいい加減にしてくださいよ、契約ではこうなっていたんですから、それはオプションになりますよ。」
「いやぁ、ここまで工事が進んでからでは、変更は厳しいですよ」
「アンタのところがなかなか終わらないから、お客様に迷惑やろが！」

もちろん、楽しそうに新しい家のプランを相談しているテーブルもありました。
でも、割合として多かったのが怒号というか、荒々しい会話・・・。


ビデオも見終わり、新しい見積書を用意してもらい、また奥の部屋へとご案内。
見積もりも含め、一通りの説明が終わった後、こちらからの細かな指摘と確認。ハウスメーカーさんが出してくれる見積もりは本体価格が中心で、その他事前に伝えて、これは見積もり必要と依頼しておいた案件が見積もりとして上がってきます。
さらに、家を建てるのとは直接関係がなくても、こちらが出費となるものはいろいろ相場などを確認させてもらいました。だって、他の業者に聞くときにも参考になるもん。

さて、質疑応答が終わったところで、タマホームさんからすると「クロージング」つまり、契約にサインをさせに来ました！
しかし、こちらはそのつもりもなく、あくまで当初お願いしていた「間取りプランと見積もり」の入手が目的です。ことは、あっさりと片付けました。

「ごめんなさい、今日は実印を忘れてきました。
　よって、書類は全て一旦預からせていただき、内容を熟読した上、押印しお持ちしたく存じます。」

相手はちょっと驚いていました。
え？そんなに、タマホームに絶対決めますよ！なんて言った覚えはないけどなぁ。
というか、決定打となったのは、今後施工業者への依頼などの確認の書類がたくさんあるらしく、これらをタマホームで代行して進めるために、ボクの名字のハンコを作っておきました！と差し出されました。
もちろん、書類はキチンと交わし限定的な使用ということになっていますが、

他人のハンコを無許可で作るとはなにごとだ！

これが決定打でした。
そんなわけで、その日の夕方、タマホームから電話がかかってきましたが、サラッと

「ないわ。」

と断りました。

でも、これだけは言っておきます。タマホームの家が悪いとか、そんなんではありません。
営業の方と馬が合わなかったんです。全部の方がそうだとは思いませんし。

・・・でも、そんな土壌が育つ会社なんだな。と思いましたw