本体価格780万円は、本体だけなんです。〜家を建てる様々な費用の項目〜

またもや、展示場を格安販売。
でも、確かにあれだけの装備でこの価格はお買い得。

タイトルの通りですが、セキスイハイムやその他ハウスメーカーが提示している金額のほとんどは、「建物本体価格」ってやつです。さすがに、税込ではあると思いますが。

ちょうど、再びキャンペーンをやっているようでして、その画像を拝借しています。
そこにも、ちゃんと書かれています。

「表記価格の他に、別途諸経費等が必要となります」と。
これは騙しでも何でもなく、確かに必要な経費がいろいろあるんです。家を建てるということはそういうことをキチンと知っておく必要があるんですね。ボクも大変勉強になりました。

セキスイハイムの担当者の方は、その辺のことをキチンと説明してくれました。
大まかに示すと以下の通りです。

• 建物解体費／
  ボクの場合は、すでに中古で家を土地ごと買っています。セキスイハイムの家をそこに建てるということは、既存の家を潰してから建てる必要があります。
• 土地購入費／
  ボクの場合は、すでに土地を持っているので、これは不要です。
• 建物改築費／
  展示場の家がスッポリはまる大きな土地を持っている人は、問題ありませんが、多くの人はそうはいかないでしょう。土地に合うように、展示場の建物をカスタマイズする必要が出てきます。
• 基礎工事費／
  あくまで、建物だけの価格ですので、これを据え置く土台となる基礎工事が必要です。また、基礎工事の他に、電気・水道・ガスを土地から家の中に引き込むための工事が必要になります。
• 外構費／
  基本的に、建物が設置されればいいんです。と言っても、建物外の土地の状態が土のままというわけにはいかないでしょう。コンクリートで固めるか、砂利を敷くなどが必要となるほか、カーポート・表札・ポストなども欲しい人は必要となります。
• 諸費／
  これがやっかいですが、必ず必要となるもので、建物の大きさに関係なくほぼ一定の金額が必要です。大まかにいうと、
• 建築申請手続き（市役所に図面を提出し、問題ないことを確認してもらうことが法律上必要）
• 登記手続き（建物を壊す、新しく建つ、ローンを借りるために物件を担保に入れる。といった手続きに登記簿を変更する必要があります。これは司法書士の方にお願いしないといけません）
• 検査費（建物を建てていくいくつかの段階で、第３者機関に検査を行ってもらいます。これに費用。）
• つなぎ融資費（ローンを組んでも、それが下りるのは建物が完全に完成してから。ほとんどのハウスメーカー・工務店さんには、契約時・棟上げ時・完成時の３回に分けて入金するのが通常で、ローンは間に合いません。このため、ローンが下りるまで必要となる経費を別に借りる必要が出てきます）
• 火災保険（ローンを組むのにほぼ必須条件となり、ローン返済期間分を一括で支払う必要があります）
• 生命保険（通常、ローンを組むのに必ず入る必要があります。）
• それ以外にも細かい費用が
• 近所の挨拶回りの手みやげ
• 解体・施工前・棟上げ時に、神主さんにお祓いをしてもらうことが多いです。人によってはしないこともアリです。
• 建ててもらう間は、お家がありません。これの引っ越し費用（2回）と仮住まいの家賃等
• 家が新しくなったら、家具や家電製品等、建物の中も新調したくなるのが人情というもの。これらも結構かかるんです。

さぁ、これだけ書けば、不安になること間違いなし！(笑
でも、キチンと把握していくことで、押さえるところは押さえて家を建てていくことは十分可能です。

まぁ、どんな家なのかも見ずに決めるのもなどと、いろんな事を言われて、一度セキスイハイムの工場見学に行くことに。

これはこれで、大変勉強になりました。

プランについては次回、紹介することにします。

せっかちな方は最終的にかかった費用の詳細をこのページで紹介しています。
新築建替えの費用は結局いくらかかったのか？